現在では、新築の家の8割以上が注文住宅ということからも、自分の希望通りの家を建てたいという人が広がり続けていることがわかります。注文住宅は、意思疎通を図ってから設計を始めますから、間取りの柔軟性が非常に高く、各自の生活サイクルを充実させる居住空間にすることが可能です。1つの例として、子供の成長に応じて部屋を差し換えることができる間取りであれば今後も申し分ない家になります。自宅に居ながら仕事を展開している人なら、仕事部屋にこだわり抜いた形にすることも実現できるのです。

さらに、注文住宅のケースでは、設計から買入れた人が立ち会うので、プロセスも確認できるのはアドバンテージの1つです。現在では地震や台風が多く、住宅を買い入れるときにも、災害のきめ細かな対策が注視されるポイントです。住宅は、大変高価な買い物ですから、施工現場で手抜き工事がないか確認できます。あらためていうまでもなく、住宅の入手というのは、一生涯の中でも最重要な買い物に違いありません。

希望通りの買物をするためにも、その素晴らしさを認識しておくことが重要であるのです。コスト面も重要ですが、将来にわたって住み続けることを想定して、住み心地を大切に考えることも必要不可欠です。注文住宅は、家族構成や生活様式にフィットするように間取りを差し替えることができるので、住みやすくすることが実現できます。そのことを心に留めれば、注文住宅のベネフィットが大変意味のあるものであるといえます。